【飲食店セミナー報告】【麦酒大学】山本学長による美味しいビールの注ぎ方と、付加価値の高いサービス
まだまだ残暑が厳しい毎日、みなさまいかがお過ごしでしょうか。仕事終わりに同僚と連れ立って、とりあえあず生中! という日常にはなかなか戻れませんね。
8月30日、飲酒研のメンバー数名とともに東京都中小企業診断士協会城西支部が開催する飲食店セミナーに参加しました。講師は、東京都中野区にある麦酒大学の山本学長です。山本学長は、TikTok、Instagram、YouTubeなどに、色々なビールの注ぎ方動画を公開されています。動画による販促が効果的で、再生回数に比例して麦酒大学を訪れるお客様も増えているそうです。特に20代30代の女性が多いとか。
本来は実際に注いでもらったビールを飲みながらお話をお伺いする趣向なのですが、今回は感染症対策が施されたセミナールームでの座学でした。講義の内容は、①ビールの歴史、②家で飲むビール、③ビールの楽しみ方。
ビールの起源からビールにまつわるちょっとした小ネタ、家庭でのビールの冷やし方、缶ビールの注ぎ方、グラスの選び方・洗い方、ツマミとの相性などをお話しいただきました。もともと酒屋さんで働いていらっしゃったということもあり、お酒に関する知識が豊富で内容も大変興味深いものでした
お話の中で強く印象に残ったのは、お客様に美味しいビールを楽しんでもらうために細部にまでこだわる姿勢です。ビールを注ぐグラスの選び方、最適な温度、洗い方や乾かし方、泡と液体の比率、泡と炭酸の状態、注ぎ分けによる味わいの違いなどを熱心に研究されています。ビールサーバーの洗浄も毎日必須とのこと。飲食店を経営されている方にとってはどれも当然のことかもしれませんが、どこまでこだわって徹底できるかによって、お客様に提供する付加価値も違ってくるのだと思います。
後日、麦酒大学の店舗にお邪魔させていただきました。ビールはキリンラガー1種類のみですが、10種類以上の注ぎ分けがメニューに載っています。同じビールでも注ぎ方によって違う味わいが楽しめるということで、お客様はそれぞれ色々な味わいを何杯も楽しんでおられました。本当に同じビールなの?! という驚きと美味しいビールで自然と笑みがこぼれ、お酒が進みます。
よく洗って自然乾燥された薄手のグラスには、飲み終わった後にきれいなエンジェルリング(飲んだ後にリング状に残る泡の跡)が現れます。自宅では決して飲めない、このお店でしか味わうことができない付加価値の高いこだわりのビールでした。
麦酒大学
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